第12話
使いには、子どもの僧が選ばれた。外国熊でも子どもには危害を加えないだろうと言うよみだった。いよいよ外国熊のリーダー、カムと副リーダー、スーが寺を訪れた。子どもの僧には甘味処が配られ、労をねぎらわれた。結局のところ、カムとスーの主張によると新興宗教が熊のせいで人間が苦労して、熊への誹謗中傷がエスカレートして来た、とのこと。それまでは人間と上手くいっていた。なのになんなんだ、という理由だった。もっと詳しく聞くとその宗教は領土が欲しいらしく、カムやスー達を追い出し祝宴を催しているらしい。じっと黙って耳を傾けていたマクが、「そうなのか。その新興宗教が原因だ。」と怒りから顔をしかめ、口にした。
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