第3話

一人で眠るときは両親が寂しくて、うっすら涙ぐんだ。そうこうしている内に半年が過ぎた。マクは自分の頭脳と体が大人びて来たことにとまどいと自信を覚えだした。さらに月日が流れ正座をして読経の真似ごとみたいなのが自然と習得出来た。そんな折、客間に両親と住職が顔を揃え、マクの寺での暮らしぶりの情報交換が行われた。マクには知らされていない内密なものだった。三人の意見が揃って初めてマクに「寺で育ってもらう。」という人生の道が告げられた。

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