救い

波が、立っている。その衝撃で足先の隙間に、泡がなだれ込む。このまま踏み進めてしまえば……足を波につけようと、上げる。すると、突然後ろから子供の笑い声が聞こえた。振り向く前に、二、三人の子供が、海へと飛び込んでいった。夏の日差しに当たって、大きい笑顔が輝いている。


今日は、やめよ。

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