孤独

視界が、霞む。計り知れない高さの障壁が、聳え立っている。周りになんて目もくれず、ひたすら歩を進める。吐息で肺が張り裂けそうだ。足が笑って、転びそうだ。それでも、ひとりで乗り越えたい……周りを踏み台にしてでも。そうしてやっと、壁の向こう側に行けた。僕しかいない、暗闇が広がっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る