異世界ネット通販物語

第1話

「ん…んん…！よく寝たぁ、いてて…」

すっきり起きれたはずなのに身体が痛い、なんだ？

目を覚ますとそこは自分の部屋ではなかった。

森の中？なんで？

誰かのイタズラ？いや、それにしては度が過ぎるぞこれは。

とりあえず起き上がる。

周りを見回す。

木、木、木、どこまでも木が続く。

えぇ、なにこれ？度が過ぎるイタズラだな。

歩いていれば誰かが「ドッキリでしたー！」って出てくるだろ。

そう思い歩き出す。

しかし、1時間、2時間歩いても誰も出てこない。

おかしい、確実にこれはおかしいぞ。

考えられる理由は3つ、ひとつはドッキリ、しかしここまで歩いて誰も出てこないってことはドッキリじゃない可能性。

ふたつめは寝ぼけてまだ夢の中、でもこんなリアルな夢あるか？ちゃんと歩いていると疲れるし。

みっつめ、異世界に来ちゃった！ありえないだろうけどありえるかもしれない。

とりあえず異世界ならこれくらいあるだろってことをしてみる。

「ステータスオープン」

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〈名前〉 ダイチ・カネダ

〈種族〉 人族

〈スキル〉 収納 廃棄

〈魔法〉 なし

〈ギフト〉 ラ・ヴェール

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…？

……？

………？

なんか出てきたんだが？

え？マジ？嘘でしょ？

俺、マジで異世界に来ちゃった？