第66話爛れた関係

 一人残った僕は喪主として午前9時半に始まる本葬を待つ・・・。


またクソ暑い朝がやって来た。


 生きている人間には必ず眩しい朝が来る。


その仕組みは地球が出来てから50億年間、変わらない。


 鯨先とは48年間変わらずに親友として続いていた。


サステナブルだ。

 ネクタイを締めながらミラーを眺め、独り言を聴かせる。


「オマエとこから朝帰りか爛れた関係や。」


何を抜かす!

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