第24話母は鹿児島県大島から一人来た

僕の言葉を遮る様にふと顔を上げて僕を観た。


「オマエのお袋さんは何処の出身や?」


そんな事を聞いてどうすると思ったが、「鹿児島県の大島や・・・。」と言った。


 7歳の頃、母の母が危篤で鹿児島へ行って空港からバスに乗り、バスから降りたら電柱が有ってそこを右に入って、暫らく歩くと平屋建てだが間取りの広い和室で大人が10人程度ズラリと横に並んで、ご飯を食べられるくらい広間の面積は24畳くらい有る間取りで、

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