第5話四角い顔の鯨先

鹿児島何処(かごしまいずこ)の母親の通夜の晩、鯨先政雄(くじらさきまさお)と酒盛りをしている。

 通夜に丁度良い。


しかし、密葬だから誰にも伝えて無いのに何で分かった?


と聞くと「お前の行動パターンを詠んだら分かる。」


と、ニコリともせず、四角い顔で精一杯、厳かにしようとしていたのを僕は分かっていた。

 僕と鯨の友情は、高校1年生の時に覚醒してから50年余り続いていた。

 

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