1日1話雑談集

5日 磯田侑人の話

　普通の土曜日の桜田です。

『君と一番の恋をする』に出てくる磯田侑人（いそだゆうと）のモデルについての話を、今日はしたいと思います。

　ふとそれについて書こうと思ったのは、今日が妹の中学で文化祭があったからなんです。

　もともと土曜日が体育祭で日曜日が文化祭のはずだったんですが、雨で急遽逆になったんですよね。

　妹、7日連続登校……っていうのは関係なくて。

　私はテスト疲れでついお昼まで寝てしまったので文化祭には行ってないんですけど、両親は行っていて。

　聞いた話だと、そこでお母さんはあるママ友を見つけたときに手を振ったんですけど、その近くにいた侑人のモデルの子が自分だと勘違いして手を振り返したそうです。

　その話を聞いて、日記のネタにしようかなと。

　そう、お気づきかと思うんですけど、侑人のモデルっていうのは現在中学3年生の男の子なんです。

　私が侑人のキャラクターを生み出したのは小学5年生になるので、モデルの子は小学3年生ですね。

　家が隣で（今もですけど）、向こうが後に家を建てて引っ越してきて、初めて会ったのは私が小2でその子が年長だったかな。

　モデルっていっても名前は全然被ってないし、モデルというよりかはその子からインスピレーションを得たっていうほうが近いかな。

　その子はちょっと変わった子でして、出会った時から図鑑を読むのが好きで、隙あらば親しい親しくないに限らずいろんな人にうんちくを披露していました。

私が中学三年生の時までは、かなりの頻度で一緒に遊んでましたね。家が隣でよく会うし。

　私の小学校には小6は小1と、小5は小3と、小4は小2とって感じでペア制度があって。

　小学5年生の時にうちのクラスは侑人のクラスとペアだったんですけど、その子はペアの男子を完全無視で本を読みだしてしまい、ペアの子はぐいぐい行くタイプじゃなったのでおろおろしてました。

　月に一回、昼休みにそういう交流会があって、いつだったか、同級生とペアクラス合計約60人の前でその子に抱き着かれたときはどうしようかと思いました。

　あとは、私が中三でその子が中一のとき、ご近所同士で一緒に花火をしたことがあったんですけど、ライターの火が付かなくて困ってたら「つかねーの？」と寄ってきてつけてくれようとしたんですけど、あまりにも距離が近くて思わず一歩下がったら首を傾げられました。

　同性ならまだしも、私たち異性だよね？　まってこれ、私がおかしいのかなっ？？　ってそのときは思いましたねたしか。

　とにかく、羞恥心とか他人との距離感を図るとかを知らない子で、ふだんは穏やかなのになにかあったら物を壊すくらい癇癪を起こすみたいな……。

　そういう過去のエピソードなんかから、インスピレーションを受けて侑人はできていったって感じです。

　あ、あと、モデルの子は神社の鯉の池にドボンするくらいドジでした。

　今だったら周りの人たちをモデルにすることってほとんどないんですけど、なんせ侑人は創ったのが小5だったもので……。

　そうだ、その子には弟が二人いるんですけど、陸人は完全オリジナルなのでモデルにはなってないです～。

　先々週くらいに学校帰りに会ったときも今日の話でも、やっぱり年長のころから全然変わってなくて、いつになったら成長するんでしょうか……と。身長だって弟に抜かされてたし。

　侑人は私の作品の中でも特に異質です。

　今後侑人のような私っぽくない特殊キャラが現れるのかな……。

　皆さんは、誰かをキャラクターの参考にしたりインスピレーションを得たりってことはありますか？

　よかったら教えてください～！