明日へのまいにち その02

第1話 最終回が印象に残ったアニメ

親の教育方針でアニメが見れませんでした。

80年代に流行った「懐かしのTV」とかいうバラエティ番組で、

昔のアニメの最終回集をやってたことがあって、

「どんなにステキだったろうな」

ってヨダレ垂らしてます（涙）

そんな「懐かしのTV」で一番印象に残ったのが

「フランダースの犬」。

ラストがどんなに悲しいか、

想像していましたところ、

悲しい中にも美しさのある、

夢のある終わり方でした。

主人公のネロが念願をかなえて

十字架のイエスを眺めつつ、

「ぼくはもう、疲れたよ」

犬のパトラッシュと共に

天国へ召されていく。

ネロの周りを飛び交う天使。

涙なしでは見られません。

原作を読んでいた当時の子ども達が、

「あのラストの通りにしないで」

って嘆願したけど、

制作者たちはガンコに原作通りにしました。

正解だと思います。

最近、原作通りにならなかったマンガのせいで

人がひとり自殺する騒ぎがありました。

制作者と原作者の意見がどのように交されていたのか。

いまだによくわかりません。

その事件のあった数日後、

人から、「あなた小説を書いてるらしいけど

テレビドラマや映画などで原作に使われて

変更されたらどう思う？」

って聞かれました。

編者の腕次第だな。

「魔女の宅急便」は

原作より宮崎駿のほうが良かったと思うし。

しかし、売れる小説を書いてないのに

取らぬ狸の皮算用ではなろーかとも

思ってしまう

今日のわたしでした。