第30話 夫は寝ぼけていた。2

深夜の寝室に響く謎の笑い声。

「けひゃひゃひゃひゃひゃ!うひっ」

妻「…なんなん…」

そう、読者諸兄の期待を見事に裏切り、けたたましき怪鳥の如き笑いは、寝ぼけた夫の笑いだったのだ!

妻「うるせえなあ…。ま、私の方がうるさいからいっか。朝になったらおちょくってや…スヤァ…」

 二人揃って寝ぼけた夫婦の、ありふれた一コマである。もう一度言う、バチクソありふれた一コマである!

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