第19話 元凶はヒトラーです。妻ではない。
灼熱の気配仄見える明け方の寝室。今日も妻が動き出す。夫に安眠はない!
妻「悟ったぞおおお!」
夫「な、何?何?どうしたの?」
妻「あんねぇ、ヒトラーって良い人なんよ」
夫「…ハァ」
妻「さっきアウシュヴィッツ強制収容所の自販機にお茶買いに行ったらヒトラーいてちょっと喋った」
夫「…ハァ」
妻「ここって死んだフリして脱獄出来ますか言うたら、死体は解剖するからムリですって教えてくれた」
夫「…ウン」
妻「そんで部屋帰って死んだフリしてたら、ヒトラーとハイドリヒ来た。ハイドリヒが解剖しましょう言うたから、ヤバいと思った…」
夫「…ウン」
妻「したらヒトラーが、いいからいいから、この子解剖しなくていいからって、出してくれた。アウシュヴィッツから出たー!…スヤァ…」
夫「…寝るのかよ。てか、アウシュヴィッツ強制収容所作ったんヒトラーじゃねえかよ!」
もう一度言う。夫に安眠はない!ごめん!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます