第11話 うさことエビカツ。 ~タイが食べターイ編~
うさこ「鯛が食べたーーーーーいいいいい!!!!」
エビカツ「うわ、い、いきなりどうしたんだいうさこ?!」
うさこ「このバカぐま!!ボクの魂の絶叫が聞こえない、はたまた理解出来ないとでも言うのかい?!ふざけたことをぬかすと尻に深谷ネギと爆竹をブチ込んで、耳つかんでひこずり回すよ!!」
エビカツ「あばばばばば!!ど、どうして鯛が召し上がりたくなられたのでございまするか??」
うさこ「……昨日の夕方、うさぎは誇り高き戦闘民族――以下略してうさぎさん。異論は消す!――さんは仕事帰りに待ち合わせて、旦那さんとスーパーに行ったのさ。そしてそこでっ!!958円の鯛の切り身二切れのパックに半額のシールが貼られているのを見つけっ!!二人は無言で頷き合い、それをレジに持っていったのさ!!ゆえに今夜は鯛鍋さ!!なのにボクらの取り分はないのさ!!ああ畜生、こんな不条理が大手を振ってまかり通るこの惑星など今すぐ滅びてしまえ!!」
エビカツ「うさこ!!自分のルサンチマンに地球とそこに生きとし生けるもの全てを巻き添えにしちゃ駄目だ!!ボクが今から鯛を買って来るよ!!」
うさこ「エビカツ……」
〈五分後〉
エビカツ「ごめんもう鯛なかったから白子ポン酢買って来た」
うさこ「………」
私「なんかうさことエビカツが白子ポン酢食べてる」
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