愛逢月③ in 2024
かろうじて崩れ落ちてないだけとっくに壊れてる 罅なぞる爪
用もなく母と
イグアナは潜るきらめく海の底 とうに限界は忘れていた
無理よ、んな頼られても。俺じゃどうにもならんって。お前が動けや。
蝉殻や 孤独にずっと耐えてきた ここに居るんだ 気づいてくれよ
森の中息を潜めた少女らは世の中を知り穢れはじめる
カラフルなライターが透き通るたび どす黒くなる私の
鉄は熱いうちに打つべきと悟れるのは既に
瓶詰の告白さえも虚飾して救われる日を待つ罪人よ
白き朝
プロペラ機 野心抱いて飛んで行け 藻屑と消える夢と知っても
遠雷のようなチャルメラ伝う夜は発泡スチロールのラーメン
着せられた厭世観を脱ぎ捨てて
客思こそ至高と語る価値観め 酔生夢死でなんか悪いか
幾重にも私は君を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます