1章

プロローグ エピローグ

 お前に何の恨みがあるんだ!は何もしてないだろ。誓って言うよ!はこれからお前の逆鱗に触れるようなことはしないと!だから、にそれを向けるのをや――――。


 ——は——————————————。ただ―—の―—を————死———の—、————。


ある物語のある並行世界。この日、汚い花火が打ち上がった。


 ***



あるラブコメのクソとクソの会話





「俺、今から買い出しデートに行くから金を出せ。」


「仕方ないですね。ま、アイツにすべて押し付ければいいですし。それにしても、あなたの彼女美人ですよね。」


「吾に喧嘩売ってんのか。」


「残念ながらタイプではありません。」


「僕もお前の彼女はタイプではないな。」


「15股するほどストライクゾーンが広いのに。」


「うるせーな。男は女の数がステータスだ。多けりゃ多いほどいいんだよ。お前もやれよ。」


「考え方は理解できますが、『世間の皆さん』って奴に殺されるのは嫌なので真似はしません。って言うか、ついこの間までは50股でしたよね。寝取られが20人、うち行為まで行ってたのは5人、あなたを振ってから行為したのは8人。残りの15人のうち浮気に気づいて振ったのは12人、行方不明が2人、あなたと付き合っているとは思ってなかったのが1人。今付き合ってる15人には、『最後に選ばれたらいい』派が1人居ますしね。」


「よくそこまで覚えてるな。」


「そりゃたった一ヶ月で35人も減ればね。」





***


ある世界のある並行世界。花火遺体を打ち上げた男。そして、その2mほど後ろにいる女。


「たーまーや。」


「それを聞くのは364回目ですね。」


「かぎやがよかったか?」


「そういうわけではなく。ところで、いつになれば―――――――?あなたの目的なら、わたしをとっとと——と思いまして。」


「何度も言っているだろ。お前は対象外だ。個人の感情でも、俺の目的でもな。それに、お前を——ても意味がない事ぐらいわかってんだろ。」


「この世界がある物語の並行世界だと知っている上、わたくしと性別と生まれた世界線以外同じだというのに。」


「それがどうかしたか?そもそも、文章の前後が合ってない。ってか、性別については俺も文句を言いてーよ。んじゃ、、行くぞ。」





この日、ある『ダークファンタジー』から3人の登場人物が消えた。そしてある『ラブコメ』に2人の登場人物が増えた。

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