その14

「今日も大量大量!」

「親分、さすがです」

わいわいがやがや。

泥棒たちはアジトでごちそうを食べている。

「ん?」

手下の一人が窓の外を見た。

「どうした?」

「なんか物音しません?」

「森の中だぞ、風の音だろ」

ドン ドン ドン

「だれかいるのか!?」

ヒヒーン バウバウ ミャーミャー コケッコッコー

聞いたことのない生き物の声とともに、窓の外には巨大な生き物がいた。

ギャーァァァァァァ!!

泥棒たちは慌ててアジトから飛び出した。


怖くない怖い話『ブレーメンの音楽隊』

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