第2話

玄関を出て、私はいつもの通学路に出た。


「痛ッ、、」


今朝切った体の至る場所がひどく痛んだ。ただただ痛くなるのにやめらんない。その痛みすらも、気持ちいいわけじゃないが、私の荒んで、黒くなった心を浄化させてくれるように感じた。私にとって自傷は、自分を癒してくれる、いや、存在を認めてくれる行為愛情だった。


そんなことを思いながら歩いていくと、学校に着いた。着くと同時に体が重く、吐き気がした。正直とても帰りたい、でももし帰ったら、父親にバレて、また一晩中レOプされると考えると、結局行くしかないので、重い足を上げて自分の教室へと向かった。


教室へ向かうと、自分の席がなくなっていた。その代わりに、花瓶に入った一本の花があった。


「あ、優香じゃん!ごめぇん、死んだと思って机捨てて花瓶おいちゃったぁwwwww」


いつものように教室の生徒からいじめられる。もはや日常茶飯事になっていた。


「ハァ、また腕に包帯巻いてきてんのwwwwほんとさぁ、自分病んでますアピールやめろよwwwきっしょwww」


「どうせしてないんでしょ?」

「してもないのにするなんて、きっしょwww」

「もう学校こなくていいよwwwお前の顔面見てると吐き気する」


もはやこの教室には、私を庇う声もなく、ただ私に全ての標的が向かっていた。私はその状況に吐きそうになってトイレに向かった。


「おえっ、、、」


私は耐えれなくて、トイレに行って吐いてしまった。最悪、最悪だ、、。吐いても吐いても気持ち悪さが治らない。苦しい、苦しい、苦しい。


バシャアァッッ


そう謎の音が鳴ると、上から大量の水が落ちてきた。


「あ、ごめぇん、そこ吐いた場所で汚いから水で綺麗に流そうとしたんだけどいたんだぁwww」


最悪、もう苦しい、何回もこんな事あった、苦しい。私の心からそんな感情が込み上げてきた。また吐きそうになるが気分を落ち着かせ、個室のドアを開けた。その瞬間、3、4人の女子が一斉に押さえにきて、私は動けなくなってしまった。


「ねぇ、やめて、、いたい、、、」


私の声を聞かずに主犯格の女は腕の包帯を剥がしてきた。


「うっわ、ガチでやってるじゃん、きっしょ」

「もう、、、見ないで、、、」


そんな会話をしていると、女子トイレなのにガタイのデカい男が入ってきた。


「ねぇ近藤くん、ヤリたいんでしょ?この女、いつでも無料でヤラせてくれるよ。」

「え?まじで、俺ちょうどたまってたからヤルわ」

「え、ちょっと、、、やめて、、」


私は必死にももがいて抵抗しようとしたが女子たちの押さえる力が強くて逃げることができなかった。

そのまま私は恐怖に怯えながら強制的にヤラれた。今朝のようなことをサレているような感じがし、とても胸糞が悪く、ただただ、体も精神も痛かった。


「ふぅ、すっきりしたわぁ、」

「え、優香白目むいてんだけどぉwwwうっわきっしょぉwwwビッチじゃん。」

「終わったし、行こうぜ」

「ういー。」


そういうと彼女たちはトイレから出ていった。



私は彼女たちが出ていって数分後に目覚めた。

目を開けると腕に巻かれていた包帯は取れていてそこには今朝切った傷跡があり、下半身は下着を履いておらず、白濁した液体が付着していた。



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