禍時final

「ゴミ箱に捨てられた架空の詩集


出たらいいのに涙すら滅失か


飲んでも全然酔わないし


酔うまで飲んだら明日が終わるし


信じてるとか気持ち悪いこと


死んでも言えない言ってやらない


誰かの吉報知るたびに


首をくくりたくなっても


心身共に健康だからって笑って


深夜に浮かぶ四肢と胴体が多数


誰も見ていない死など


描いて消して描いて消して


ネガティブ極めて


崇め奉られてる人を見て


ポジティブ極めて


孤立してる人を見て


嫌味だなレモンかじって


息してるって君は聞くの


いい人ぶるなよハイエナ


見下すふりしても


愛してるふりしても無駄


一瞬で僕を連れ戻すその


君の詩そして君の歌に滅ぶ」


ありがとうありがとう


聴いてくれてありがとう


もう会えないよ


さよならありがとう

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