1 両性人間の時代(2)
シンくんとエミさんは、最近では珍しく同居していました。シンくんはエミさんに何気なく言いました。
「エミ。エミの最初の子供は今何歳だった?」
エミさんは自信なさそうに答えました。
「多分、もう十二歳」
「今どこに居るの?」
「さあ、多分、地下都市Bの共同養育ホームに居るんじゃないかな。シンの最初の子供は何歳?」
シンくんは自信を持って答えました。
「二歳と三か月。あの子は自分の腹を痛めた子だから忘れないさ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます