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  • あづま乳業さま

    コメント失礼します。
    謎めいたホラータイトルにまず引き寄せられました。そして内容もそれに負けないくらい胸に迫る仄暗さからの狂気へと加速する勢力的なホラーを感じました。
    個人的な感想になりますが、都市伝説や正体不明はやはり怖い。よく分からない掴みどころのない存在には恐怖を抱いてしまいます。

    また、お題の『はい』について、意外にも仄暗さを感じる発見があり、いい意味でホラー作品を支える軸的効果も発揮され、とてもよくまとめ上げられた作品でした。

    僭越ながらレビューを書かせて頂きました。
    趣旨に反したり、意図に添わない場合がございましたら、その際はお手数ですがお申し付け頂ければ幸いです。
    素晴らしい作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    初めまして刹那さん!!
    ようこそいらっしゃいました!!
    レビューまでいただき光栄です!!

    ちょっと今、刹那さんの方にもこっそりお邪魔させていただきました。
    すでにカクヨムコンでもご活躍されててすごい方だなぁ……恐縮してしまいます!
    コメントだけ見ても軸的効果とか、構造的に物語を見ていらっしゃるので、きっと物語を真摯に学ばれている方だとお見受けします。

    「はい」の軸的効果。これは「お題」が面白かったと思います。
    小説に「はい」入っていれば良いという、ほぼ全ての小説が自動的に充たしてしまう条件で見たこともない小説を書く……みたいな、すごい企画でした。
    杯と敗でスポーツを連想したり、英語のHighを連想する方もいる、人によって解釈が変わってしまう、正体不明のお題なんですね~。

    せっかく新しい発想を出題者さんがくれたのですから、その正体不明感は残しておきたくて「はい」ってなんだろうって探求する物語にしました。
    廃、杯、拝、這、肺、敗、灰、排……書き出して見ると……ホラーかなと。

    ともあれ刹那さん、私なんかに筆を執っていただいて本当にありがとうございます!! こちらからも応援しています!

  •  コメント、お邪魔します。
     まず、雛の亡骸の描写が繊細で秀逸でした。
     失われるには残念すぎる、まだ幼い命。
     遙花ちゃんのことを暗示しているのかもしれません。

     はい様の存在は、聖か邪悪か。
     はい、はい、と返事するたびに、ある種の祈りをささげてしまっていて、よくわからない、はい様、という存在ににエネルギーを供給しているのだとすると、怖いですね。

     頼めば、生物を生き返らせてくれるらしい、はい様。
     遙花ちゃんの命が主人公によって救われ、天才遙花ちゃんが、いつか、はい様、の正体を解明してくれることを期待しちゃいます。

    作者からの返信

    本城冴月さま、大切に読んでいただき恐縮です。
    レビューまで頂いてしまいました。
    ギリシャ物語の方が私ごときに筆をお執りになるのだから、それは望外の喜びです。

    「はい様」って、周りが自分のことを忘れてしまっても見守り続けているあたり、案外おおらかな方なのかも知れません。もちろん利己的な方かも知れません。それは私も与り知らぬことです。

    冴月さまも自覚無くして多くの初心者さんを救っている方ですよね?
    もしかしたら100年後くらい、カクヨムで初心者さんが初投稿の無事を祈るおまじないは「さつき先生!」になっているかも……。
    そして後世の人がどの「さつき先生!」か解き明かしたとき、ウチのクセモノ!に辿りつくのでしょう。
    びっくりした顔が目に浮かびます。

    コメントをくださる方、どの方も熱っぽくて、私はどうやら本当に人には恵まれているようです。

    冴月先生、改めてありがとうございました。
    冴月先生の素晴らしい作家活動をいつも応援しています。

  • コメント失礼いたします!
    はい様という存在がただの「怪しくて危険な怪異」で終わらないところがとても良かったです!捻られたホラー短編だなと思いました!
    何より文章が読みやすく、情景がスッと頭に思い浮かぶのもスゴイです!お話の冒頭からオチまで楽しく読ませていただきました☺️

    作者からの返信

    ジロギンさん、身に余るお言葉恐縮です!!
    感謝の気持ちはいっぱいです!

    ヘンな作品じゃないかな~?って、ずっと迷って書いていましたから……
    伝わってるよ~って言われることで、伝わった~って勇気を貰いました!
    それも、ジロギンさんが大切に読んでくださったからですよね。
    読んでくださらなければ、その作品は存在しないみたいな扱いになってしまいますからね

    作品に関しては、お題がシンプルすぎたために、
    変化球にしないと物語の起伏が起こりにくかったからかも知れません。
    でも捻りすぎると、相手に伝わらなくなっちゃうから、それは書いててすごく怖かったです。
    分かりやすかったと言って貰えて、今ホッ~としてます。

    レビューまで頂いてしまって身に余る光栄です!
    ありがとうございました!

  • 「はい」は、「拝」はい。おがむ。
    そして、「はい」肯定であり、

    信じ望む者あらば、応えてくれるのでしょうか。


    epタイトルが怖かったです。
     (T_T)
    (ホラーは苦手……
     でも、最後まで読んで良かったです。誰かが救われる物語であったから。)

    作者からの返信

    ……結音さん初めまして。
    怖いの読ませてしまってごめんなさい
    近況ノート、体調悪いようなこと書いてあったのに……

    お題と葉月賞で、ずいぶん上手な方いるなあとは気づいていたのですが
    お題の〆切りが迫っていたので、早めに読みにいけませんでした

    信じる者に救いがあるかは、ちょっとわかりません。

    結局、作中でも人間の手によって救われています。
    本当に救いがある世界は、人間自身がちょっとずつ誠実になって、愛いっぱいの世界にしていくしかないんだと思います。

    ということで、結音さん、どうかお大事にしてください。

    読んでいただいて、本当にありがとうございました。
    アヅマなんて、まだまだ実力不足です。いつか結音さんにこれだと言って貰える作品を出せれば良いと思います。

  • あづま乳業様、企画へのご参加ありがとうございます!
    序盤の「はい」にどの字をあてるのかのシーンで「仄暗いイメージを持っている」とあったとおり、全体を通して仄暗さを感じる作品でした。
    玄関前の雛は、大宇宙を目指せず干からびてしまいましたが、遙花ちゃんはこれからも宇宙の果てを探究し、羽ばたくことができそうで良かったです。
    「はい」と口にする度に知らず知らず、何か誓いをたてたり、祈ったりしているのだとしたら、何だか恐ろしいですね。
    はい様は、人間とは異なる秩序の存在に思えます。善も悪もないけど、そういうものを拝んでしまうのが、人間という生き物かもですね。
    「跪く」という姿勢も印象的でした。遙花ちゃんに寄り添うために両膝を地につくわけですが、祈りのポーズにも見えて。
    それにしても、生き返った後の中身は何なんでしょうね。奏多の心も、善とも悪ともつかず、随所で素直には喜べないストーリーが良かったです。
    不思議や不穏を感じる作品でした!

    作者からの返信

    こんなに大切に読んでいただいて感無量です……っ!
    きみどりさんのお題に参加したおかげで……私なんかがこんな過分な言葉を頂くことが出来ました!!

    私は弱小なんですよ?
    決して人気作家じゃない作品を、こんな真面目に読んでくれるユニコーンみたいなスコッパー、あなたを除きそう何人もいません。


    〆切つらかったけど、……参加して良かった。

    コメントの精度は完全です。
    雛のことなど、わかりにくい隠喩まで解析されていて、中には作者より高度な読みもあり、こちらが怖くなってしまうほどです。


    私はきみどりさんを読み手として信頼しています。
    あなたが受賞作を当てている姿をしばしば目撃してます。
    外れたとしても、ちゃんと読んでいることに違いはありません。

    きみどりさんの企画に参加する価値は、ご本人のコメントの精度が証明してると思います。

    きみどり先生、赤マルつけていただきありがとうございました。
    光栄です。