9日目 9日/日本時間7月23日

本日私、「一人で」外に出ることが許されましたの。


「一人で」ですわ。「一人で」。


いえ、もしかしたら影に護衛がいるかもしれませんが、それでも見せかけ上は「一人」ですわ。


ああ、貴族令嬢たる私が、誘拐・殺害様々な危険のある中、「一人」での外出許可が出たのですわ。


私はこれを大変素晴らしいと感じましたわ。

ええ、ええ。

私は元より隠されて生きていたようなものだったので余計に素晴らしいと感じますわ。

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