第32話英語の申し子と問題児
「はぁ、んで??テストの点はどうなったんだよ??」
「2点。」
「…………どこがあってた??」
「ここ。」
「ねぇ、これは酷いわよ。私が教えようか??こいつの教え方が悪い感じがあるし。」
「何言ってんだ。」
おい、マジで何言ってんだ??かなり分かりやすくしてんだぞ???なめんなよ??
「なら、教えなさい。いま、ここで!!」
「わーったよ。ほら、テスト出して。」
「はい。」
教えてから。
「うん、疑ってごめんなさい。問題点は彼女の方にあったわ。」
「だろ??」
そうだよ。俺はな、桃花に『教えるのは下手な教師よりも上手いね。』って煽られてるんだからな。
「そうね、隼人に問題は無いわね。下手な教師よりも上手いもの。」
「そうかい。ありがとな。」
「でも、………本当に…………」
「彼女ね」
「こいつだよなぁ。」
あ、被った。でも、事実なんだよなぁ。『こいつに教えるのは無理だね。』って桃花も言ってたしなぁ。
あ、英語出来るやつここにいるじゃん。教えようぜ。
「なぁ。」
「むりね。」
「まさかの即答。」
「無理なもんは無理よ!!私が、楓に英語を教える??無理無理!!地球温暖化が止まるくらいには無理!!」
あ、これまじで無理だな。地球温暖化も止まらないし。今は、もう沸騰してますけどね。もはや。
「そうか。無理か。そうだよな。俺がおかしいよな。根気強くやって、1年掛けて、ようやく1単語だもんな。」
「少し照れる。」
「褒めてないぞ。楓。」
「てへっ。」
「おい。」
「………………ごめんなさい。」
「はぁ、いいわ。教えてみる。期待はしないで。」
「してない。」
「はぁあああ!?!?せめて期待はしないさいよ!!こんのっ、クソ童貞!!」
「何言っとんのやぁああああああ!!くそビッチがあああああ!!!」
「なに??この醜い言い争い。隼人と桃花を連想させるような感じ。」
「呼んだかしら??」
「呼んでねぇー。」
「は??また、
「ごめんなさい。まじで許してください。」
「ガチ謝罪だ。」
「おー、これが『ジャパニーズ土下座』初めて見ました!!」
「初めてみた時の外国人だ。」
「私は!!生粋の!!外国人よ!!」
「外国人ならそんな上手く話せないんですけどねー。」
「勉強したの!!」
「はいはい。そーですねー。」
信じてないよ。
「信じてないわね!?」
うん、だって、信用ならないじゃん。
「だって、信用してないし??」
「はぁああああああ!?!?なんですってぇえええ!?!?」
「うるさい。黙れ。」
「あ、ご、ごめんなさい。」
「いいよ、別に。ここは私の家だから。」
「え?えっと………親は??」
「両親はどっちもいない。私1人。でも、この3人が来てくれた。だから、毎日楽しい。偶にYouTube出てるし。」
「え、そうなの??」
「まぁな。VTuberってのをやっててな。」
「配信!!」
「出たそうだな。」
「出てみたい!!」
「らしいけど………そこんとこどうなの??さら??」
「うーんと、いいんじゃない??ちょっとハーレム要員が増えて恨まれそうだけど。」
「うぐっ。」
そうだよな。そうなんだよな。うん、まぁいいか。
「いいよ。」
「いいんだ。………ってか、私の判断は!?」
「えっと、拒否権ないよ??虚乳に。」
「うがあああああああ!!黙れぇぇえええ!!!こんの、駄肉がっ。」
「あははははははは、香澄ちゃんと話が合いそうだね。」
「胸の話をしたくないいいいい!!」
「にゃははははははは!!!」
「え、何その笑い方。」
「え??アニメの真似だよ??」
うん、そうだねー。『鼠』だねー。
「あにめ!!みして!!」
「子供だwww」
「は??ぶち〇すぞ??」
「さーせんした。」
なぜ、俺の周りの女の人達は強いんだろう??なぜ??Why?????
「ってことで、教えますけどね。英語。家、上げてよね。」
「いいよ。」
「いいわ。」
「うーん、いいかな。」
「はい、決定。」
「俺の意見は!?」
「ないね。」
「ないわね。」
「ないでしょ。」
「知らないけど、ないんじゃない??」
「なんで、こんな、ひどいんじゃあああああ!!!」
はい、問題児と申し子でした。あ、分かると思いますが、問題児は当然楓、申し子はセシリアさんでした。
え??楓の2点が気になるって??んなもん、おまけじゃ。おまけ。先生が涙目になって、ようやくつけた2点だぞ??舐めるなよ??ってことで、問題は、『怒っているという日本語を英語で書きなさい。』です。答えは『angry』。ただそれだけ。他の問題は中学生でも、簡単なテストよ??ほぼ70点はかたいテストよ??
ほかは無記入、or珍回答しかしてない。やばすぎる。なんなん??『delicious』を訳しなさいって問題で、『辛い。』って。どういうこっちゃ??美味しいだからな!?
はい、めっちゃ英語だけ馬鹿な楓さんです。ほかはめっちゃできる。おかしいよ……お前。って、位にはできる。なんで????
他の作品を読んでくれると嬉しいです。よろしくお願いします。
あと、コメント、フォロー、星、ハートをしてくれると嬉しいです。あと、できたらギフト(???)をしてくれると嬉しいです。書籍化したいです。(絶対的に無理。)
これからもよろしくお願いします!!
次は土曜日か、来週の火曜日に!!!
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