第19話 エピローグへの応援コメント
拝読いたしました。本作も読み始めたら止まらなくなるようなテンポの良さがありまして、結果、二日間で読了いたしました。スタートレックの人気エピソードを、まんじりともせずにぶっ続けで観通したような満足感です。映像化するとしたら、前後編の二週構成になるかなあとも 笑。あげく、途中からレオンの声が、カークになったりピカードになったり。
一ヶ所気になったのは、第一~三話で二つの船が接触するところです。
相手の船の動きが、自分たちと同じスピードでインターセプトコースとあり、ランデブー間際にこちらの「針路は180度変わり」と続くので、どうやらほぼ同一直線をそれぞれ反対方向から正面衝突するような形で航行していたことがわかります(これはたとえば航空業界でいう"インターセプト"とはまた異なった用語法と思われるのですが、とりあえずそこは置きます)。が、そういうコースを秒速何十キロというスピードで真空中を運動している宇宙船だと、スラスター等で船首の向きを別方向に向けることは可能でも、船そのものの運動方向まで反対になったりはしないんではと思います。序盤時点でのフェニキアンローズは、「ここまで加速するのに2年もかかった」のですから、反対方向から来る船に合わせて相対速度をゼロにし、マイナスの同速度にするのには、やはり年単位の時間がかかるのではないかと。慣性制御が自在にできる科学水準なら、どうとでもなりますけれども。
他のところが現代物理にきっちり即した(と思われる)書かれ方をしているのに、ここだけスーパーテクノロジーが出てきたような印象で、あら、と思いました。ただ、修正は比較的容易で、元々のハローの針路を、フェニキアンローズとほぼ同方向、十数度だけずれていた、ということにして、わずかな針路補正でランデブーできるような接触コースだったとしておけば問題ないかと。
というシーン一つを除けば、リーダビリティも高く、毎回の読みやすさも抜群で、最後まで緊張感のある展開を楽しませていただきました。ファーストコンタクトという大きな人類普遍のテーマが、劣らず壮大なスケールの陰謀劇へと変転するさまは読みごたえがありました。情緒面に問題を抱えたこのAIが今後どうなるのか、興味深いところですが……案外、「良心回路」を組み込んだら、あっさり解決するものなのか……結構重たいキャラの問題を抱えながらも、一応の希望的要素を残してさらっと終わってしまうところなんかも、スタトレっぽいですね。
作者からの返信
詳細で心温まるコメントをいただき、ありがとうございます! この作品は最近、ほとんど読まれていなかったので、とてもうれしかったです。
ご推察の通り、この作品はスタートレックをある意味オマージュしています。当方、筋金入り(?)のトレッキーでして、ご指摘のあった「インターセプトコース」は、スタトレで正体不明だったり、敵だったりが接近してくる時の常套パターンです、それを安易に使ってしまいました。確かに、この時代の船はそんなに簡単に反転できないですよね。頭の中にエンタープライズがあったかもしれません。
物語の最後を「発進」で終わらせたのも、そのものズバリを意識しました。
ちなみに私はT N G派です。「発進」には「エンゲージ」というルビを貼ろうか最後まで迷いました(笑)
第2話 ハローへの応援コメント
10年も同じ宇宙船の中で過ごすと考えると、相当のストレスはありそうですね。
宇宙船という同じスペース内で痴情のもつれとかがあると、確かに……。
VODで観られる様な恋愛バライティーショーが宇宙船の中でも起こっているんだとしたら、
いろいろと考えさせられますね( ゚д゚)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ワープ航法とかがあると、スピード感がでるので、
長期間同じメンバーで…という閉鎖性は薄れると思うのですが、
たぶん、最初のうちの長期宇宙航海はこんな感じで、
男女関係も複雑化するのではないか、と。