俺、死んで転生したら異世界でヴァンパイアの王(キング)になっていた!
マックス一郎
第1話 俺は転生した、そしてことの始まり、昔、昔のお話しではないわな。
転生したらスライムだった件ではない話をする。
スレタイの通り。
スレではないらしいんだが。
俺、そう単なる俺だね。
前居た世界の日本のネット掲示板ではイッチと書かれるだろうけど。
書き込みがないのでこのままダラダラと書くよ。
てかスレではないので書き込みがないわな。
では、まず俺のスペックを書こう。
30歳、男、ちょいデブのオタクである。
良く言えば自宅警備員、悪く言えばニートだ。
親が引きこもっている俺を部屋から出さず、
食事をドア前、運んでくれていた。
普段はゲームばかりし、ネット掲示板だらだらと見て、
エロ動画で自分を楽しませて、お菓子ばかり食べていた。
だらしない体な上、風呂は週一回、髪ぼさぼさの髭ぼうぼう。
たまにほしいフィギュアや限定DVDを買うために、親にお金をせびらかし、
アキバまで出向いていた。
その時だけ体を綺麗に洗い、髭を剃っていた。
俺がいつの間に死んだ。
アキバに限定フィギュアを買いに行った日だった。
どんなフィギュアだったか、アニメのなのか、いつ行ったのか、
詳細は正直、おぼえてないな。
ただただわき腹がもの凄く痛かった。それだけ鮮明におぼえている。
俺の基本スペックを奇跡的及び断片的におぼえているけどな。
しばらく暗闇の中で彷徨い、目を明けた。
夜だった。
わけわからないが、夜とわかっていたけど昼間のように明るく感じていた。
「おはようございます、我が
キザな服装の色白な金髪男が話しかけてきた。
「は?」
「どうなさいました?」
「は?ここはどこだ?」
「我が
キザ男がわけわからない事を話し出した。
「血、何のことだ?誰だよ、お前は?」
キザ男が大きく目を開き、驚いた顔した後が叫んだ。
「我が
俺とキザ男がいる大きな部屋の重そうなドアが開き、数人の色白男女が入って来た。
「我が
驚いた顔、悲しそうな顔、怒った顔、表情が様々だった。
「とにかく、わけわからないので鏡持ってこい。」
俺がそいつらに向けて叫んだ。
キザ男の表情が驚いているやら呆れているのやら恐怖を感じているのやら、
説明し難いものになった。
「我が
「ヴァンパイアだと?」
「はい、ご自分をおぼえていないのですか?あなた様は誇り高きヴァンパイア族の
「俺が?」
キザ男の隣に立っていた小柄の白衣を着た黒髪の色白男が俺を見て呟いた。
「フリッツ殿、まさかだと思うが、我が
キザ男が更に驚いた表情をし、白衣の男を見た。
「まことか、レムル医師?」
「間違いない、
「そんな!!
キザ男を含む全員が急に泣き出した。
「俺はボケてないぞ。」
「ほら、否定している、それが立派な初期病状だ。」
レムル医師が悲しそうな声で言いだした。
「だから違うってば、俺が田原ヒロカズだ。」
「これも病状だ、違う名前を名乗る。」
レムル医師がまた呟いた。
フリッツと呼ばれたキザ男が部屋の壁に飾ってある大きな肖像画を指さした。
「あなた様がフロレンシオ1世、トラシア・ヴァンパイア王国の
「俺が?」
「思い出してくださいませ。偉大な
肖像画の男を見た。長い黒髪で西洋人の顔立ちの若い男性が描かれていた、男前だが、色白で不健康そうだった。
「我が
レムル医師が慌てて言い出した。
「確かに、王継承者の資格があるマランボーヌ家のテラッシオ大公とチャーベスクーソ家のユーゴチャー大公が王を名乗り出る恐れがある。」
フリッツは頷いてから言い出した。
「その2人が明日の晩に挨拶に来る。特にユーゴチャー大公は野心家で我が
である国王を大変嫌っている。」
全員は一斉に頷いた。
「どうしましょうか。」
フリッツが呟いた。
全員、俺を見た。
全員は焦っている様子だった。
いつの間に死んで、転生し、気がづいたらどこかの異世界のヴァンパイア王国の
どうなる、俺。
それはまたスレを立てて、説明するとしょう。
てか、スレではないんだ。
すまん、くせだ。
続く。
日本語未修正
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