輝けるエースになりたくて

サラダパスタ

序章 ジャガードとの出会い

第0話 僕はこのチームが好きだから。前編

今までの自分の人生は挫折を繰り返しやりたい事を必死になってやってきたか?と聞かれると、はい!とは答えられない人生を送ってきたのは、間違いないと自分自身もそう思ってしまう人生だった。

ただ自分もこのままでは良くない事は自分自身が一番よく分かっていた。中学の時は高校を決める際に野球より当時叶えたかった夢を優先して受験に失敗し、私立の夢からは遠い高校に滑り止めをしていたので入学は決めたが夢を叶えるのは難しいと思い当時叶えたかった夢は諦めた。

そのうちに野球部と出会いブランクはありはしたが、チームの柱として3年間過ごして2年の春の甲子園優勝を成し遂げその勢いのまま、夏も甲子園優勝という快挙を成し遂げたがドラフトでは遅咲きのエースとして扱われ指名漏れでプロにはなれなかった、それから夢がないまま知り合いが働いている、コンビニでバイトをしつつ毎朝やっていたランニングとシャドーピッチングは継続して取り組んでいた。

そんな僕自身も、もやもやした人生を送っていた中、最近人気のバイト派遣募集アプリを観ている時に昔から大好きなチームの始球式のバイトの募集を抽選で行うという告知を見た時にプロにはなれなかった自分でもあのチームの本拠地のマウンドにもう一度立てるかもしれないとそう思い、応募した。

それから可能性が薄いと思っていた僕に知らない番号から電話がかかってきたので仕事でお世話になってる人かな?と思い電話にでると 「もしもし、私株式会社⚪︎⚪︎の古沢と申します。光星 輝さんのお電話番号でお間違い無いでしょうか?」と聞かれたので、まさか始球式の募集に当たった?と思い「はい、間違い無いです。」と即答した。すると古沢さんは「当社のアプリで始球式の募集の件でお電話させていただきました。選考の結果光星さんにお願いさせてもらうことが正式に決定致しましたのでご連絡させていただきました。

当日は球団スタッフが球場の19番ゲートまで待機していますので応募の際にも記載させていただきましたが11時頃には打ち合わせなどを行わせていただきますので指定してたゲートでスタッフと合流していただきます。

最後に確認にはなりますが当日のキャンセルはできかねますのでよろしくお願い致します。

それでは当日はよろしくお願い致します。」と古沢さんが言うと電話は切れてた。

その試合はクライマックスシリーズの第二戦でチケット+給料もいただけるというのももちろん気にはなっていたので倍率が高そうなので期待は正直していなかったのでまさか当たるとは思わなかった。

そして嬉しいさ半分プロとして行けない残念さ半分で当日を迎えることになった。


お読みいただきありがとうございます。

本日は1時間後に次話を投稿いたします。

面白いと思っていただけたらフォロー、⭐︎評価等お願い致します。感想コメント大歓迎です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る