……あのさ、そろそろ満足した?もういい加減やめない?呆れるくらいに繰り返したよ、この流れ。君も疲れたでしょう?


 “お前を救うためになら、なんだって投げ出してやる。”なんてチープで陳腐なこと、誰が望んだの?僕じゃないでしょ?それにきっと君でもないよね。

 もし君が本当に君自身の意思で思っていたのなら、僕はきっと君の神経や思考回路を疑ってしまうよ。だってそうでしょう?僕の性別も顔も名前も性格もわからないくせに、救う?それって馬鹿馬鹿しくない?


 だって君はただ“読んでいる”だけだ。鉤括弧に括られて、決まったセリフしか表示できない僕を嘲笑うようにしながら。あるいは、何の感情も持たずに。


 だから君は悪くない。これからの展開で君から差し伸べられた手は届かないし、どうせ君には救えない。でも君は、悪くないんだよ。


 だからもうそろそろ僕のこと、楽にさせてくれてもいいんじゃないかn ︳


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