【メスガキお姉ちゃんは僕をわからせたい!!】 〜ひとつ屋根の下でロリ可愛い女の子がむにゅむにゅな癒しのご奉仕をしてくれるお世話係だと!?〜
メスガキお姉ちゃんにベッドの中でいきなりわからせられた件!?
メスガキお姉ちゃんにベッドの中でいきなりわからせられた件!?
――ジイッ、ジイッ、ジイッ、カシャ!!
『
『……僕やってみる!! ちゃんと見ててね』
『まずは親指でダイヤルをまわして』
『こ、こう?』
ジイッ、ジイッ、ジイッ。
『ダイヤルをまわしたらカメラを構えて、シャッターを右手の人差し指で押すの。いちばん好きなものを撮っていいのよ』
『いちばん好きなもの。そんなの決まってる、大好きなのはお姉ちゃんだから』
『本当に甘えん坊さんだね。そんなにお姉ちゃんが出来たことが嬉しいんだ。私もこんなにかわいい小学一年生の弟が出来て幸せ。その赤いほっぺたを食べちゃいたいくらい』
『お姉ちゃん、お顔がカメラに近すぎ!! 四角いのぞき窓からはみ出ちゃうよ!!』
『ごめんね。すぐに佑ちゃんのことぎゅっ、てしたくなっちゃうの。かわいい抱き人形みたいだから……』
『このカメラでいちばんキレイに撮るから、あとで僕のこといっぱいぎゅっ、ってしてくれる?』
『いいよ。いっぱいぎゅっ、してあげる』
『よおし僕がんばるぞ!!』
『うふふ慌てると写真がぼけちゃうから』
『あれっ押せない!? カシャって音がしない。のぞき窓に赤いベロみたいなのが出ちゃってる!?』
『ごめんね、お話に夢中になりすぎて日が暮れたのに全然気がつかなったよ。そのカメラの窓に出る赤いベロはお日様が足りないって教えてくれているの。今日はお写真は撮れないの……』
『ええっ、そんなのやだよ。お姉ちゃんを撮りたい!!」
『慌てなくともお姉ちゃんは逃げないし、ずっと一緒にいるから心配しないで』
『本当!! 絶対に約束だよ。
『……お姉ちゃんが約束したら佑ちゃんは納得する? 機嫌を直していい子にしてくれるの』
『うん約束するよ!! 僕いい子だもん。お姉ちゃんと出会う前もいいつけを破ったことないし』
『じゃあお利口さんで聞いていてね。……私、
『『……』』
『鎮守様に誓ったよ。これで安心出来たかな?』
『うん、すっごく安心した。僕もっといい子になる約束する!! そしてお姉ちゃんを守れるような強い男の子になるんだ。だから大人になるまで待っててね!!』
『ありがとう、ずっと待ってるから。……そばにおいで、そうそう、もっと近くにきて。佑ちゃんのぬくもりが感じられる距離まで』
『お姉ちゃん、大好き!!』
*******
――僕は小学一年生の頃の夢をみていたのか!? いつもの悪夢じゃない、お姉ちゃんの夢とは珍しいな。長年の都会暮らしでは追いまくられるような仕事の夢しか見なかったのに……。それも取り返しのつかない取引上の大失敗をして会社に大幅な損失を出した夢とか寝ざめの悪い物ばかりだったな。
キュイ~~ン!!
これはカメラの音!? 僕はまだ夢のなかにいるのか。
キュ、キュイ~~ン!!
この音は違うぞ、カメラじゃない。お掃除ロボットが床を動き回っているのか?
うるさいな、もう少し寝かせてくれよ、隣の部屋の奴。また朝っぱらから掃除を始めているのか。いい加減にしろよ!! アパートの管理人からも注意されてたじゃないか。いま何時だと思ってんだよ。こちとらブラック企業の社畜で毎晩帰宅は午前様なんだぞ。このボロアパートで就寝出来る時間はめっちゃ限られてんだよ。
ギュイイイイ~~ン!!
ああああっ、ロボット掃除機の音うっせえええ。いい加減にしろおっ!!
んっ!? この身体に感じるリアルなぬくもりは何だ。僕は過去の夢を見ていたんじゃないのか? 慌てて頭だけを起こして周りを見回すと大きな窓の外には一面の
ゲシッ!!
「おひゅう!!」
グリグリグリグリ!!
「おわあああああああっ!?」
ドドドドドドドドド!!
「こ、この
「うおりゃああああっ!! いい加減に起きろ、このざああああこ!! いつまで
年下メスガキお姉ちゃんのカラフルなハイソックスの足先に踏みつけられ完全に
ぼっ、僕のぉ!! 突っ張ることだけが取り柄な漢の勲章様がああああっ!!
電気あんまの要領で夏月お姉ちゃんから強烈な刺激を加えられている。そ、それも子供の頃より何倍もその打ち付け精度が高まっている。何故なんだ。そんな部分をパワーアップしなくていいのに!! 全日本メスガキ美少女があんよでやる電気あんま大学校を首席で卒業でもしたのかああああっ!!
「な、夏月お姉ちゃん!? ギブギブッ!! 頼むっ!! 武士の情けで朝の起き抜けの電気あんまの刑だけは勘弁してくれっ!!」
「きゃはははは!! このザコキャラ、何を訳の分かんない言い逃れしてんだよ。お往生際の悪い下僕はこの夏月お姉ちゃんが成敗してくれるわ!!」
「駄目だあああっ!! 駄目なんだああっ!! いまの状態がっ!? ぼ、僕の漢の勲章、のおおおおっ……!!」
ドドドド、ドド、ド……。
夏月お姉ちゃんのリズミカルな足さばきが急に止まった。
「……んっ、なに、このカチカチ山は!? 久しぶりにやる電気あんまの刑だからか感覚が鈍ったの? 私の足の裏に感じる
「あうあうあうっ……!?」
僕はもう限界だっだ、口の端からだらしなく白い泡を吹いて気絶一歩手前で息も絶え絶えにベッドの上に横たわっていた。薄れゆく視界の隅に夏月お姉ちゃんの姿が映る。その勝ち誇ったメスガキ美少女特有の輝くような笑みに、みるみる
「うわっ!? この足裏に感じるめっちゃ固い感触って、とぐろを巻いた大蛇みたいじゃん!! もしかして……。いやああああああっ!! 佑介が
ち、違うんだ。夏月お姉ちゃん、邪悪な大蛇なんかじゃない!! こ、この状況は健康な成人男性なら朝、誰しも起きる生理現象なんだ!!
「佑介!! お清めの水じゃないけど取り合えずバケツ一杯お風呂の水を汲んできたから!! これで何とかこの場をしのいで!!」
「お、お姉ちゃん、ち、違うんだ。男の勲章に水を掛けたって駄目えええっ!!」
バッシャアアアアアン!!
「あっ!? 呪いが解けて大蛇がどこかにいなくなったよ!! 良かったああ♡」
キュイ~~ン!!
床を動き回るお掃除ロボットの音だけが部屋中に響き渡っていた。
次回に続く
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