8月12日 博識と見聞
昨日は日記を書けなかった。課題が終わらなかったからだ。2時に提出して、疲れたから寝た。朝起きると先生から「夏休み楽しんでください!」という旨のメールが届いており、皮肉か? と一瞬疑ってしまった。悪いのは自分だろうに。
今日は美術館に行った。好きなタレントさんが関わっているもので、前から少し興味があったので行ってみることにした。まじで山の中だ。
世界史の授業を取っていたので、少しくらい名前のわかる人が出てきたり出てこなかったりした。
今回はスマホで解説が聞けるというので試してみた。音声ガイドという仕組み自体が自分には合わなかったなーって印象だ。
展示物とキャプションを見て、自分なりに味わい尽くしたら満足。音声ガイドの解説ほど深いものは求めてなくて、でもそのおかげで新たな発見が生まれる場合もあるというか。
難しい内容だなと思う。前にSNSで見た投稿が頭によぎった。それと絵描き漫画。
SNSのほうは「美術館系の場所に行くと『すげー』で終わってしまい不安」という回答に「『この作品はこの時代でこういう人がー』っていう知識や教養から来る面白さもあるが、一度そう思ってしまったら『すげー』には戻れないと思う」と言っていた。
漫画では「美術館に行ってもどうやって鑑賞すればいいかわからない」というセリフに対して「別に難しいこと考えなくても、料理みたいに好きか嫌いで判断してもいい。君の部屋に置くとしたら、とかオークションごっこをしてもいいかもね」と言っていた。
もう一つが……出典が思い出せないのだけど、確か紅茶系の本だったような。
「これを飲んだ時、そのままでも美味しいが、それが国産のものだとさらに美味しく感じられるようになり、本場のものだと聞くとさらに美味しくなる」
3つ目はかなり曖昧なんだよな。絶対言い回しが違う。でも感覚的にはこれが一番近い。背景知識によって肉付けされることで付与されるものがあるというか。
いろいろ思うところはあったけれど、一人で行くと考えごとに没頭できるからいいな。他の展示会にも足を運んでみたい。
その後は古本屋に寄った。お金を払えば、個人の本を売るスペースがとれる店らしい。あまり仕組みを理解していないが、新品の本もちゃんとあるんだよな。
本ガチャで村上春樹の「1Q84」が当たった。自分では手に取らないジャンルの本だった。その他には宮沢賢治「風の又三郎(ヨルシカカバー)」、星野源「いのちの車窓から」ほか数点。
どうも自分は、好きなジャンルに傾倒しているきらいがある。名著だとかベストセラーだとか、そういったものにあまり触れていないというか。それらは隠喩としてだったり、楽曲の主題として引用されていたりする。
少しでもその文脈を理解していたいと思う。家に帰ったら積読を消化しなければなあ。多分、残りの夏休み分、一日一冊以上は確実に積んである。
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