第25話食べ物の恨みは怖い!
胡坐を掻き首を項垂れて鼾を奏でていた鯨とは違い脊柱起立筋をピン!
と立たせて、勿論
背筋は伸びていた。
「今から食べようと思っとったたのに勝手に食べるなよ!お袋さんに怒ってもらうからな。」
と、言うが早い棺桶の中で安らかに眠っている母親を抱き抱え棺の前に出し寝かせた!
僕が止める間も無く鯨の動きは鮮やかで酔っぱらっていたのと違うの?と思う位にマッハで成し遂げやがったその母親の横に並んで寝てしまった鯨はヘルパーの主婦連中や僕の親戚縁者が取って代わって幾ら激しく起こしても鼾が和らぐくらいで起きなかった。
「アナーキーやなあ・・・。」
と、思ったのは高校へ入学して15歳の時、鯨はオーディオが、凄く好きな少年だったので、僕の苦手なオーディオや政治経済の話題が大人顔負けな論理を闘わせるとっつぁん坊や適菜存在だった鯨は、ホンマにクジラみたいな奴や・・・。」
と思って
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