第22話寝落ちの鯨

僕が半分齧ったイカを全部食べずに皿の上に置いていたのに気付いて残りを頬張った。


 うん!これは美味過ぎるぅ~、イカの腸の部分と酒かすの一部が風味が有って溜息が出るくらいに美味しい!


「んまーっ!」


叫ばずに居られなかった。


そして醸造酒を手酌で満タンに・・・。


零さないように・・・舐めた。


相変らず鯨は高いびきを掻いていた。

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