第2話貴重な洋酒ダルマ
もっといえば二人で酒を飲むなんて鯨に札幌雪子(さっぽろゆきこ)という彼女が出来て、「何とも寒そうな名前やな。」
と言いながらクジラの彼女へデートの約束をする電話を傍らで聴いていた。
「今度の日曜日・・・うん・・・何で?・・・うんそうなの、分かった、じゃ2時に・・・。」
深いため息の後・・・。
顔を上げて、「三宮ッデートに決まったあ!」
と、満面の笑みを広げた鯨の喜び様と言ったらこっちも嬉しくなってくる様な喜び方で、ウイスキーまで出して来た鯨に「オマエこんなん飲んでいるのか?」
しかも机の引き出しにしまってあるヤツを僕のオヤジの様に大事そうに両手で運んでいる。しかも机の引き出しにしまってあるヤツを僕のオヤジの様に大事そうに両手で抱えて来た。ダルマを飲もか~と、僕のオヤジの様に言いながら・・・。
「祝杯や付き合え。」
コップに半分くらい注いで僕に渡した。
こうやって下で転がして・・・、鯨は先に口に含み舌で酒を絡ませゴクリと飲んだ。
旨そうに喉を鳴らす鯨を観て一口飲んで観た。
「ウグ!メッチャ不味い」吐き出すわけに行かずそのままあ飲み込んだ。胸が熱く焼けるみたいで・・・、「実は、振られてん・・・。」え?嘘!
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