第141話 「親方ぁ! 設計図と全然違いところに杭打っちゃったぁ!」

 今回はタイトルだけでほぼ七割がた説明できます。


 脳内にいる小説を作る親方が、私(作者=設計者)が一生懸命に描いた図面を無視して、とんでもないところに杭を打ち込みました。


「うるせー! こうするほうがおもしれぇものが出来るんだよ!」


 とは内なる親方の声。



 その内なる親方の声(=図面)を見れば、なるほど、と思う私がいる。


 これなら、まとまっていなかった伏線回収がだいぶ楽になる。


 

 実際、序章はもっと長くなる予定だったのだが、すっきり仕上がったのは親方のおかげだ。



 ただ、そうなると、調べ物が増える……


「まぁ、そこはさ、お前さん方に任せる」


 

 私の中で小説を作る親方は、素材探しには協力的ではない。


 全面改訂である。


 毎度毎度の同時進行……


 

 何はともあれ『そして、鬼になる』のお付き合いのほど、よろしくお願いします。

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