ユニーク職業最弱だと思われてたテイマーが魔王兼みんなの推しになるのはなんで!?
春陽(いくら) @猫部所属
はじめてのVRMMO
『この広い世界で、自由気ままに冒険してみませんか?VRMMO『君と紡ぐ世界』発売中!』
VRMMO『君と紡ぐ世界』が発売された。それが今、宅配便で送られてきた。確か1週間前に買い物してたら福引券を1枚もらえて引いてみたら1等だったこのゲームが当たったんだっけ。もともとVRには興味があってVRゴーグルは買っていたがまだ一回も触ったことないからこの機会に触ってみよう。私は頭にはめてからゲームを開いた。
ロード中...ロード中...ロード完了
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「プレイヤーさんこんにちは!君と紡ぐ世界へようこそ!」
おお、妖精のNPCだ、かわよ。
「ゲームを始める前に、少し設定を行います。まずはキャラメイクから始めます!プレイヤーさんが使うアバターの種類は2つあって、一つ目は現実の世界のプレイヤーさんの体をそのままアバターにするリアルアバター、2つ目は1からキャラを作り始めるクリエイトアバター。どちらかをタップして選んでください」
う~ん、あんまり素顔をみられたくないから2つ目にするか、それじゃあ2つ目をせんた...あれ?1つ目のところから腕が動かない、というか何かにぶつかっている?あ!間違えて1つ目をおしちゃった!
「ちょっと妖精ちゃん!これって元に戻すことってできるの?」
『すみません。そのような対応はできかねます』
そうなんだ…まあ、知人にさえ会わなければばれることはないしきにしないとこ。さて、次は種族と職業か。
「なるほど、ルーレットで決まるのか」
キャラを作るときに種族や職業を3回、ランダムで決めることができるの。なぜかというと、このゲームには約1100個の種族や職業があって、そこから選ぶのは大変だからだそうだ。
「まあ3回あるしなんかいいのが出るのを祈ろう」
そう願いながら種族ルーレットを回す。1回目 人
「これはパスしよう。よし、もう一」
二回目 エルフ
「よさそうなんだけど、もうちょっといいのが出てくるかもしれないし粘りたいな。最後の一回。頼む」
3回目 雷鳴鬼
「お!わたし女だけどカッコいいものがいいから、これに決定!」
『種族が雷鳴鬼に決定しました。次は職業を決めてください』
「よし。職業もいいのにするぞ!まわれー」
私が回してから10秒ぐらいたった時、ルーレットからなぜか煙が出てきてしまった。
「なんだ?故障なのか?いや、そもそもゲームに故障という概念があるのか?」
そう思いながら見ているとルーレットが爆発した。
「ふぁ!?爆発しっちゃったんだけど。もしかして詰んだ?どうしよう!」
そんなことを考えていたらルーレットの外装がボロボロとはがれていき、見る見るうちに金色に光っている何かになっていった。
「あれって、金色のルーレット?」
そのルーレットを見ると見たことのない職業がのっていた。
「もしかしてこれが噂に聞くユニーク演出なのか?」
このゲームには12種類のユニーク職業というものがある。この職業は先着順で、当たったものはもう二度と手に入らない超貴重な職業なのだ。
「私がユニーク職業を獲得できる!?夢でも見てるんじゃないか!?」
私はほほをつねってみるが痛みは感じない。もしかして夢!?と思ったが、ここはVR世界だったことに気づいた。
「ということは夢じゃない!夢に見たユニーク職業…うれしすぎる!まわれ~!
金色のルーレットはきらびやかに光りながら回り、しばらくたつとど減速していって、止まった。その止まったところにある職業は。
「テイマー?」
私は何だと思いVRゴーグルを外し、スマホで調べてみる。するとそこに出てきたのは。
「『発覚! テイマーってユニーク職業なのに全職業の中でトップクラスに雑魚な件wwww』って..ええええええ!?ユニーク職業なのに雑魚いの!?そんな…せっかく引き当てたのに...だけど、作った人がユニークだって決めたんだから物は試しだ!決定!」
『職業をテイマーに決定しました。おめでとうございます。あなたは世界初、ユニーク職業を引き当てました。報酬がありますので、キャラメイクが終り次第に受け取ってください』
「私世界初なの!?変えなくてよかった」
私は安堵しながらも順調にキャラメイクを終わらしていった。
「最後に名前を設定するのか。そうだな~私の名前が和泉 吉江だから、名前は、しえにしよう!決定」
『プレイヤーネームがしえに決定されました。これでキャラメイクは以上です。それでは、良い冒険を」
このゲームは何もかもが自由だ。この世界はどのようなものを見せてくれるのか楽しみだ。
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これは小学生の時に描いた作品です。最近投稿できていなくてどうしようかと考えてたらこの作品があったのを思い出して、夏休みになるまでこの作品を少しずつ更新していこうと思います。あ、注意!2度目になりますが、この作品は小学生に書いたものなので、たぶん変な小説になっていると思いますが、なにとぞご了承ください。
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