経済入門②
進藤 進
本当に、ほったらかせますか?
積立の投資信託を設定したら。
あとは、株価は見ないでほったらかし。
20年後は。
あら、不思議。
資産が5倍に増えていて。
貴方も億万長者。
こんな。
ユーチューブのコメントが氾濫しています。
新NISAなら。
無税だから。
投資信託は。
どんな不況でも15年を切り取れば100%の確率でプラス。
複利の効果で資産は爆増!
でも。
ねぇ・・・?
本当に。
貴方は。
ほったらかしに。
できるのでしょうか?
見るよね?
自分の資産。
自分が買った投資信託の残高。
マイナスは意外と耐えられるけど。
何年か放置すれば。
プラスになるのだと思えるから。
意外と悩ましいのが。
プラスの時。
例えば今の日経平均や米国株。
4月に一度、下がって。
再度、史上最高値を更新しようとしています。
そんな時。
含み益が。
50万円を超えています。
自分の月給の手取りの二倍近い金額です。
利益を確定して。
次の暴落を待ちたくなりますよね?
それが罠。
次の暴落を待つうちに。
どんどん、株価が上がっていきます。
売らなきゃ、良かった。
それなら今頃は?
焦る貴方は。
下がる前に買ってしまいます。
その時が。
天井で。
高値を掴んだ貴方は。
次の調整局面で売ってしまいます。
50万円の利益があっという間に目減りして20万円に。
悔しくて。
押し目買いをした貴方は。
自分の保有金額では満足できずに。
信用貸しでレバレッジ(賭け)に出ます。
そして。
含み損が膨らんで。
ええい!
これで最後だと。
何も調べずに。
全財産の何倍もの信用取引をして。
スッカラカンに。
そう。
二十年前の僕のように。
そして。
相場から撤退するのです。
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