第2話 じゃんけん対決!?

 「次は、じゃんけん対決だ!!!」

「あぁ。いいとも。その勝負引き受けてやるよ!」

「負けても、泣くなよ?」

「大丈夫だ!私は絶対負けん! 

  あっ。負けてしまった…」

と、二人の勝負が終わってしまった…



(⁠・⁠∀⁠・⁠)

 はぁ?

何このやりとり…

一見普通に見えるけど何か裏があるような…

私、真香はただいま本の中に閉じ込められてしまっています。

あれ?さっきまで、あの小さい子といていたんじゃって?

あれは、数分前の出来事にさかのぼるけど…


 もう!本当に信じてくれないなら体験してみよう!

なんて、あの小さい子がキレてブツブツ言っていると、懐かしい匂いがすると思った直後にこの本の中に来てしまっていたというわけ。

 はやくここからでて、ハマっている「まどまどチャンネル」を観たいのに〜!!!

 そんな虚しい、願いも叶わず…

 すると、あの小さい子が出てきて、

「いまいち、わかっていないようだから今回は教えてあげるね!」

なんか、この子バカにしてない?

まぁいっか!

「この意味は、しりとりになっているの!」

は?

シリトリ?

「のほほんとしてないで、私の言うことを理解してよ〜。」

ん?

確かに。このやりとり、しりとりになっている!

あっ!

だから、んがついたから、負けちゃったんだ…

「幼稚園児みたいに黙らないで〜。ちなみに、私のセリフもしりとりになっているよ〜。」

何か、この子私より年下なのに態度が年上だよ…

「じゃあ、今回は意味が理解できなかったから、私の勝ち。ペナルティーとしてお姉ちゃんが大切にしている◯◯を1個ずつもらっちゃうね〜。」

 なんて、勝手に話を進めていっているよ!!!

てか、大切なものを取っていく?

「ねぇ!それはやめて!」

と私が、猛抗議をしても違う扉に小さい子が

「お姉ちゃんは、自業自得を知らないようだね。

 私に勝てば、大丈夫だよ〜。

 じゃ! バイバ〜イ」

えっ!

ねぇちょっと待って…

「私、どうしたらいいの〜!!!!!」

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