狼男オーストラリア旅行記

狼男

第1話 2018/3/14 3/15

いよいよ、出発の日である。僕は、緊張のせいか、花粉症になっていた。鼻水が止まらなかった。

ダサい服を着ていたせいか、クラスメイトの子に登山の服みたいだねと言われた。

 これから、オーストラリアのブリスベンに14日間ホームステイする。僕は、クラスに友達がいない。

話す人はいるが、心の底から悩みを話せる人はいない。

 ホームステイ先も一人を希望していたが、クラスメイトのあまり話したことのない人と一緒に過ごすことになった。僕の高校の1クラスだけがオーストラリアに行けるのである。

 高校に集合して、校長先生の話を聞き、バスで空港に向かう。バスに乗っている間もしんどかった。花粉症に悩まされていた。他のクラスメイトは楽しそうに話をしていた。空港につき、チエックインをする。荷物を預けて、自由時間でクラスメイトの入れてもらえそうなグループに入り、カフェでゆっくり過ごした。タイ航空に搭乗予定が、2時間遅れているらしい。

 いよいよ、航空機に乗り込み、離陸した。タイの機内食を頂いた。客室乗務員とのやり取りも英語だった。

 右隣の席はクラスメイトの子で、左隣はしらない一般人の女性だった。クラスメイトの子はじゃがりこを食べていた。離陸してすぐに帰りたくなった。

そのままねてしまった。起きてしばらくすると、スーパーカップが出されたので食べた。すごく美味しかった。

 バンコクについた頃は、夜中の12時だった。タイの空港で荷物検査をした。

 そして、ブリスベン行きの航空機に乗った。

朝、起きて、飛行機の位置を確認すると、オーストラリア大陸の上空を飛んでいた。みんなは、飛行機の椅子の後ろについている画面でゲームをしていたが、酔いやすい自分はそれどころではなく、ひたすら、外の気温と、現在地を確認するくらいしかできなかった。気分が悪く、朝ごはんを食べる気にはなれなかった。吐く直前で薬を飲むと、酔いがおさまった。いよいよ、オーストラリアに上陸した。

まずは、弁当が配られ、公園で昼食をとった。

途中でバスが故障して、公園で待機することになった。そこから、現地の学校へ行き、それぞれがホストファミリーに引き取られていった。ホストマザーが来て、荷物をトランクに入れて、家に案内された。家に行くと、ベッドの上にティムタムがおかれていた。夕ご飯はロストビーフのようなものをパンにはさんで食べた。はじめての夜だから、緊張した。ホストファミリーは娘三人、息子一人で、ペットで犬を飼っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る