りんどうと野菊を買って文庫本江戸川縁の矢切の渡し
「---どうやら民さんは野菊のような人だ」と政夫が言い、
「政夫さんはりんどうの様な人だ」と民子言う。
伊藤左千夫の『野菊の墓』の若い2人の瑞々しいやりとり。
このあと、大人に仲を裂かれ恋の結末は悲しいものとなることを知ったうえで再読すると、野菊とりんどうというささやかな野の花に託した二人の想いにすでに悲劇が内包されているような気がして、胸が痛いような……
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