制汗ローション

王国おうこく蛇狼じゃろう大祭たいさいまで、あと7げつ――



 いまだ、勇者ゆうしゃパーティーは、ダンジョン『ブラックモア』を攻略こうりゃくちゅうです。


 ところが、ある深夜しんや‥‥まち宿屋やどや二人ふたり部屋べやで、雄大ゆうだいたちが、結界けっかいわすれたまま、なまエッチしていました。

 なので、翌朝よくあさ、そのけんを、シルビアが抗議こうぎします。


「こっちは、こっそり、セルフラブなんだから、かくしなさいよ!」

「えっ、そのかただと‥‥シルビアって、隠したくないんだ?」


 雄大に、そうかえされて‥‥シルビアが、すうびょうだけ、フリーズしました。


「じゃあ、今後こんごは、おたがいに、隠さないこと決定けってい!」


 シルビアが、フリーズしているあいだに‥‥『宿屋の部屋へやでは、エッチを隠さない』事が確定かくていしました。シルビアは、ずかしさで、数じゅうかんのショック状態じょうたいです。

 その間に‥‥雄大と女穂おなほ人体じんたいちゅう)は、デートに出掛でかけてしまいました。



#アダルトショップ『おに百合ゆり』にて――

 その、シルビアは、ひらなおり‥‥何故なぜか、このみせを、おとずれています。


「バイブレーター『パルスダイナモ』

 ‥‥伸縮しんしゅくスパイラルスイングが、おにかせ。

 綺麗きれい透明とうめいデザインで、おとこ魅了みりょうするライトアップ機能きのうき。

 こうなったら‥‥これを使つかうとこを、おっぴろげ全裸ぜんらで、せ付けてやる!」


 処女しょじょのシルビアが、意気いきんでいます。

 さらに、べつ商品しょうひんにも、とままります。


制汗せいかんローション『あいされ上手じょうず』‥‥あせあでやかにして、性臭せいしゅう強調きょうちょうする」


 シルビアは、それを、普段ふだんようとして、そくいしました。



 剣士けんしシルビアは、バイブレーター『パルスダイナモ』と、制汗ローション『愛され上手』を、れました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る