第120話 反省会
コーギーは天川を呼び出した。
「ばう、わうう!」
(簡単に解ける拘束なぞ、拘束の意味ないわい!)
「だって! さっこさんなら入部してくれると思ったから……!」
「ばう! ばう! ばう!」
(ちゃんと拘束の仕方と強度を描写しないから! あと、念の為に”簡単には解けそうにない”と書いておくのだよ!)
「ぐふっ! これが小説講座での学び!」
「ばうわう……」
(まあいい、この部室に長文を書いた者が真人間として日常を送れるとは思えん。いずれチャンスは来る)
「次は完璧な描写を目指しますね!✨✨」
天川はちゅーるを取り出し、コーギーは一心不乱にそれを食べた。
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