サブキャラ達は今日もフワフワ日常中
若福品作
第1話 朝美の日常〈1〉
登場人物
性別:女
学年:研究者
身長:159
好きなもの:
性別:女
学年:研究者
身長:164
好きなもの:ビール、可愛いもの。
ここは
🔎
ー
コンコンと扉がノックされる。
「どうぞ~。」
そう大きな声で研究長である
「研究長。例の商品の
そう副研究長である
「おぉ!!やっと届いた!!」
そう大きな声をさらに大きくして朝美は興奮する。
そんな朝美に七瀬は試作品が入った箱を渡す。
「それにしても、毎回なんで試作品を送ってもらってるんですか?
完成品だけでいいと思うんですけど。」
そう七瀬が尋ねる。
「だって自分の研究所で産まれた魔術が
どんな道を進んで
それを私は
そう体を大きく使って朝美は答える。
「・・・そいうもんなんですかね?」
そう七瀬はあんまりしっくりきていない。
「っと言いつつ、今回も付き合ってくれるんでしょ?」
そう朝美は七瀬にウィンクを投げる。
「研究長のおもりも私の仕事の1つなので。」
そう冷めた様子で七瀬は答える。
「またまたそいう事いう~。」
そう仲良く言い合いながら2人は研究所の庭に向かう。
🔎
ー研究所の庭にてー
「では。最初に例の商品について軽く説明します。名前は“
煙官の
それにより、小さな雨雲ができ、数分間だけ小さな範囲に雨を降らせる事ができます。雨雲の範囲は火皿に入れる雨雲の元の
そう七瀬が説明書を読み上げる。
「うんうん。さ~ぁて。
第1歩目はどんな感じにできたのかな?」
そうワクワクした様子で朝美は煙官の火皿に雨雲の元を入れる。
「分かってると思いますがいきなり大量に入れないでくださいよ?」
そう少し心配した様子で七瀬が声をかける。
「分かってるわよ。」
そう答えながら朝美が火皿に入れた量は
1番小さなスプーン1
「よし。あとは吹くだけね。」
そう言って朝美は煙官の吸い口に口をつける。
そして軽く息を吐き出すと
煙官の中からモワモワと雨雲が出てくる。
だが、その大きさは朝美達の想像以上だった。
「思ったより、雨雲大きくない?」
そう朝美が雨雲を見上げながら言う。
次の瞬間。雨雲の下に居る朝美と七瀬に
大量の雨が降ってくる。
「ぐばはぁ。雨の量も多いんだけど。」
そう朝美は焦りながらもどこか楽しそう様子だった。
「とにかく研究所の中に逃げましょう!!」
そう
その七瀬の指示通りに2人は研究所に逃げ込む。
「へっくしゅん!!
いや~ぁ。ずぶ濡れですな~ぁ。」
そう朝美は笑顔を見せながら言う。
「その
そう少し不機嫌そうな目をしながら七瀬が言葉を返す。
「もちろんよ。
だって、私のモットーは元気に明るく世界を楽しむだからね!!
どんな時でも楽しまなきゃ。」
そう明るい表情と声で朝美は言う。
その朝美の様子に七瀬は“やれやれ”と言った笑みを見せる。
「さすが、研究長ですね。」
そう七瀬は軽く朝美を
「ありがとう。」
そうお礼を言うと朝美は目線を強い雨が降り続ける外に向ける。
「っんで。あの雨はいつ
そう朝美は尋ねる。
「・・・さー?」
そう七瀬が首を傾げる。
雨が止んだのはそれから約2時間後だった。
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