【詩】無恥な星屑
―――――
名前もない星屑は輝く太陽にあこがれても
何もできることはないと
不貞腐れる
その間に星屑は
太陽の隣へ近づいて
そのまま気づかれる前に離れてゆく
天の運行は長く
星屑は機会を失って悔しがる
天の運行は規則正しく
悔しがっている間に一巡り
太陽の光に星屑は照らされ
それでも星屑は悔しさを思い
また離れてゆく
愚かな星屑はそうするうちに
爆発して消え去った
そんな星屑が他にも居る
しかし太陽の光に照らされた星屑は
数えるほども居なかった
そのことを星屑が知ることは永遠に無かった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます