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  • 「特別」になった男への応援コメント

    どんなに取り繕おうとも、彼は殺人犯である

    その事を、念頭に置いてもなお……
    彼の心の内に心を寄せてしまう

    平凡でありながら、彼には常に比較される対象があった。
    その事を除けば、ひょっとしたら彼は平凡の中でも「ましな方の平凡」であったかもしれない。

    彼に、心を寄せてくれる兄弟の姿に、彼は気づくことが出来なかった。死ぬ間際にそれに気づけたことは、救いと贖罪になり得るのだろうか……或いは、それが彼への罪と罰なのだろうか。

    色眼鏡をはずして見れば、彼は無害でなんなら親しみやすい人だったのかもしれないとさえ思える。

    境遇のせいにするのは、弱い証拠だと人は言うだろう。そんな他人の群れだって、誰かのせいにして生きているのだ。彼は、たまたま叩かれるステージに登ったにすぎない。

    ……犯罪者に心を寄せるというのは、編集者である彼同様、抵抗があるし気持ちの悪いものだ。
    だが、彼の生き様は……一歩間違えば誰でも陥る道の外れ方でもあるのだ。

    他人の褌で相撲を取る、という言葉がある。
    私は、奇しくもそうやって都合よく利用されてきた経験があるから、なお一層そう思うのかもしれない。

    彼には彼の生き様があったはず。
    輝かしくはなくともささやかで、穏やかな──

    彼の周囲の人間は、彼の名と立場を利用することになんの躊躇も罪悪感もなかった。
    それが「異常」な事と気付く感性を持ち合わせていなかった。

    結果、うわべだけ浚った人間から神と崇められ……真実を話せば凡人と蔑まれ──

    この、ある意味見事なまでの「噛み合わなさ」は、無情や不運、世の不条理といった言葉では言い表せない……哀しさと憤りをも感じた。

    きっとこんな感想をリアルで流したら、次は私が攻撃の的であろう。

    これが創作の中であることに、少しの感謝をしつつ、彼の魂が救われることを願って止まない✨

  • 遺書への応援コメント

    劣等感剥き出しのモノローグ、好きです!

    作者からの返信

    ありがとうございます!僕自身もモノローグを書くのが好きなんです。好きなものを評価していただけるのは、とても嬉しいことです!また興味があれば他の作品も覗いてみてください^^