それいけ! ゲートボールさくら組


 それいけ! ゲートボールさくら組は2023年のコメディ映画です。出演は藤竜也ふじたつやさん、石倉三郎いしくらさぶろうさん、大門正明だいもんまさあきさん、森次晃嗣もりつぐこうじさん、小倉一郎おぐらいちろうさん(現・小倉蒼蛙おぐらそうあさん)とザ・昭和大御所俳優てんこ盛り。そして、ウルトラマン出演者率が高いんですよね。大門正明さんは帰ってきたウルトラマンとウルトラマン80エイティーに、小倉一郎さんは、ウルトラマンティガ(他に電人でんじんザボーガー、仮面ライダー響鬼ひびき、仮面ライダーウィザードにも)に、そして森次晃嗣さんはご存じウルトラセブンのモロボシ・ダンですからね(他の特撮だと仮面ライダーブレイドに悪役で出てますね)。一応、ウルトラマンやウルトラセブンのアラシ隊員やフルハシ隊員で有名な毒蝮三太夫どくまむしさんだゆうさんも特別出演してますが既に死んでる役なので遺影としてしか登場しません。おい、ダンとフルハシ隊員の共演なのにこれでいいのかと特撮ファン的には思いますが毒蝮さんは笑いながら「これでいいんだよバカ野郎」と言いそうなんできっとこれでいいのだ(遺影もすんごい笑顔で笑ってましたし)


 僕はこの作品は映画館で観ましたね。世間では別の映画が流行ってたと思いますが、僕はこの作品を観に行きました。何故かって? 面白いはずという直感!


 あらすじとしましては、高校時代ラグビー部の仲間達と共に花園(野球でいう甲子園)を目指していた桃太郎(藤竜也)の経営する桃カレーが名物のカレー屋さんに当時のマネージャーであるサクラ(山口果林)が娘の春子(田中美里)と一緒にテレビでカレー屋が紹介されていたのを観て訪れます。サクラは認知症を患っていますが、桃太郎と話す時は高校時代に戻り思い出の味でもある桃カレーを楽しみ、帰っていきました。後日、桃太郎は腐れ縁のラグビー時代の仲間である菊男(石倉三郎)と共にサクラの経営するデイサービス「桜ハウス」へと訪れます。しかし、桜ハウスは経営難による倒産の危機にあります。どうにかできないかと考えた桃太郎はかつてのラグビー部の仲間達と共にあれこれ試行錯誤をしてアレコレ考えますがよる年波には勝てず上手くはいきません。そんな時、ゲートボール大会が目に止まり、ゲートボールなら今の俺達でもやれるのではと考え、優勝して施設の知名度を上げようと思い立つのでした。今は亡き嶋田(毒蝮三太夫)の孫娘であるゲートボール部主将 七海(本田望結)の地獄のスパルタ訓練を受けながら桃太郎達はゲートボール大会優勝を目指すのであった。


 とまぁ、思い出す感じたとこんな感じの始まりだったかなと。爺さん達の空回りさとちょっとだけある特撮ネタも楽しかった一作でしたね。爺さん達のそれぞれ持つ家庭の問題、体調不良などのシリアスな部分も少しはありますが、基本は笑って楽しめる熱血コメディでしたね。特にライバルの悪徳ゼネコン企業チームが清々しいくらいのクソ悪役でね、もうハイテクなのかローテクなのか超人パワーなのかよくわからねえゲートボールテクと妨害工作がねもう滅茶苦茶でしたね。大袈裟なくらいの高笑いでオメェら顎外れんぞて感じで笑えましたわ。


 ゲスト出演者には公開当時には亡くなっていた落語家の大師匠もいました(映画の中ではかなりお元気そうだったなぁ)残念ながら、アマプラの見放題配信では無いのですが、いい作品でしたので機会があればご覧ください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る