Day2 喫茶店

 クリームソーダのアイスが溶けて、緑色のきらきらとした液体を濁らせていく。視界の端で、どちゃり、と溶けた女が床に崩れて、また元のようにカウンターに腰掛ける。

 スプーンの先でサクランボをつつきながら、女が溶けては戻るのを、何度も見ている。

 クリームソーダは、いつまでも減らない。

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