鳴海

星るるめ

鳴海

存在意義を確かめる為の


それは最終兵器さ


息苦しい日々を抜け


そう、束の間の


安楽と 快楽と



その言葉が


その眼差しが


欲しかったんだよ


あの子はきっと


もっとずっと早く



けれど


「その」時まで


優しさを飛ばせない僕ら



今、同情と安堵と皮肉と


でも少しの


本当の温かさと



小さな箱の中で


混ざり合って光って


そして


すぐに消えてゆくよ

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