承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
感想です。
>裸で零下に耐えているライラック
このフレーズが、ものすごく気になりました。意味深な……
>首についた指の跡
こちらも気にはなるのですが、ね。
作者からの返信
結音さま。
冬囲いされていないライラック。零下にごわごわの外殻を晒して。外殻。外殻は、誰のものだろう。手足をもちあげ、裏面を確認することが肝要。零下といえ心臓を擦過する血液はそこまで冷たくはない。二度ほどか。もっともあと数分で薄氷が張り始めるのでしょう。網膜に。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
冬の札幌に不意に南風が渦巻いた。ように思いました。よくわからないけど。
作者からの返信
あとりさま。
ええ、わからないんですか……困ったな。
わたしぜんぜんわかんないから教えていただこうと思ってたのに。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
通りすぎる風景をつぶさに見ているようで、まるでその意味を己の内側には入れていないような、不思議な読み心地の作品です。
茫然自失であるような、はじめからそういうものであるような。
文字の力を感じました。
作者からの返信
月子さま。
お見込みどおりです。浮遊、たゆたい、流れゆく。意思を持たずに情景を潜り抜けて、真っ赤な花を手折りにゆくのです。はじめからこころなんて、ない。ふふ。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
は~ぁ、苦しかった。自らを抑圧し、心を無理矢理抑え込むみたいな、頑なで異様に静謐な風景描写。僕の肺活量ですと何度か息継ぎを余儀なくされました。解放は救いがないけど終わりを告げ、そこに佇む自分の目。寂しくて穏やかで虚しくて温かい、残り物の野菜でごった煮にしたスープみたいな感情を、僕は寒くてせわしなくていたたまれない冬の世界で味わった( ;∀;)
作者からの返信
ふくやまさん。
あな、嬉しや。苦しかったですか。そうそう、そのお顔が見たかった(猟奇
野菜スープかあ。昨日の残りのキャベツはお好み焼きにしてしまいました。スープたまには飲みたいし野菜も残るけれど、スープにしてしまうとまた別に副菜を考えなければならないという落とし穴があるのです。もっとも、ウィンナーを入れてみたり、じゃがいも投入することなどによりカサを増せばなんとか押し通せるとも言えます。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
流れる様な情景が淡々と続く。
そして交差点。
真冬の赤いブーゲンビリア。途轍もない熱、または熱量を感じざるを得ません。
先程までの雪で覆われていた交差点が全て赤。これは目の前にブーゲンビリアが差し出されたからなのか、それとも?
そして首に指。
クラクションはなぜ鳴らされたのか。
大柄な男性は何を見ていたのか。
マフラーの下の指の跡。
はたして、どちらの熱量が、どちらを溶かしたのか。
最後は目に、……涙?
初めは地球温暖化でもテーマにしているのかと思いましたが、考え過ぎな気もして、そのまま受け止めることにしました(笑)
問題はケチャップですね!
作者からの返信
かごのぼっちさま。
最後の一文にすべてが凝縮されてございます。
そう、ケチャップ。
我が家では某コープのものを愛用していますが、あいにく切れてしまったのです。トマト煮込みをするにあたっても、あるいはウィンナーを炒めるにおいても重要な役回りとなるケチャップ。色が似ているねという理由でタバスコを同量もちいるなどをすることにより家庭崩壊する可能性がありますから、その点は慎重に対応を検討する必要があるようです。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
小説賞に投稿されたんですね!
よき知らせが来ますように!(^^)
作者からの返信
みかみさま。
昨日の夕方ふと思いついて、ばーっと書いてしまいました。へへ。
久しぶりに訳のわからない文章を書いたのでちょっとすっきりです。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
おはようございます。
中学生くらいの女の子とぶつかった、前を見ずに歩いていた大柄の男性、女の子が転倒したんだから、助けおこさんかーい!
不思議な、ふれあい。
首筋に、ついた、しめあと。
ブーゲンビリアの赤い花びらのあざやかさ……。
作者からの返信
加須さま。
なんともとっつきにくいおはなしに、ようこそお訪ねいただけました。
とりあえず女の子つっころばした男はすぐ出頭させたいところですね。
雑踏と積雪、零下六度のブーゲンビリア。
承前:カンチェンジュンガによる擦過傷への応援コメント
情報の海……。
それが生み出す、ひとつの圧迫感。
面白いです。
こんな形の物語もあるんですね。読んで良かったです。
作者からの返信
西之園上実さま。
淡々と、だけど圧倒するような情景に埋められて。
ばん、と出会った紅い世界は、すぐに消え失せて。
延々と茫漠たる遼遠まで続く、無限の反復。
そんな世界を作ってみました。
お立ち寄り、ありがとうございました。