第十六週目
【活きたデスクに 積み上げられる 本メモ書類 ヘアオイル】
実際に自己研鑽に使われているのか、それとも単なる物置と化しているのか。他の家具と違って、デスクについてはなんとなく一見して伝わるものだったりする。
膨大なメモ類が山のように並ぶ机の上。
ややもすれば、かの人の場合も、この机以外の他の場所で己が課題に取り組んでいそうだが、そっと丁寧に置かれたヘアオイルが、どことなくその人の起居を想像させる。人は必ずしも中身で評価されない。賢者と呼ばれるような老人ではない以上、かの人もまた身なりには気を配っているらしい。そんな自己を研鑚し見つめ直すデスクはそうそう相まみえることはないだろう。
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