第2話
月の光を反射するほどに綺麗な白銀色の髪は腰まであり、整った眉、鼻、薄いピンクの唇、エル フを想像させる耳、外見は10代と思うほどに幼く見える。しかし放っているオーラは彼女がとて も強い魔族であることを物語っている。美少女という言葉では足りないほどの美貌を放つ彼女に 不覚ながら俺は魅入ってしまう。そしてつい口にしてしまった。
「綺麗。」と、、
その言葉を聞いた瞬間彼女は顔を紅潮させて言う。
「わ、妾が美しいじゃと!?///お主、妾を口説こうとしとるのか!? うぅ~///」
お父さん、お母さん。やっぱり俺、死んでもいいかもしれないです。
「だって、実際綺麗じゃないですか。」
「お、お主!まだ言うのか!///妾、恥ずかしゅうて死んでまう///...」
そう言って彼女は自分の顔を隠す。いや。手が小さくて隠しきれてないからいまだに顔が真っ赤な のは見てわかる。うん、、、。可愛い。 数十分ほどして少し落ち着いた彼女が言う。
「お主、名前はなんと言うのじゃ?」
「俺ですか?俺は野村あおいです。」
「ほう、あおいか。妾はルシウスじゃ。お主はなぜここに?」 彼女はそう言って可愛らしく首を傾ける。
「俺は、、、。」
そして俺は転移させられたこと、バグによってここに転送されたことなど、これまでの経緯を彼 女に話した。それを聞いた彼女が俺にとってとても嬉しい提案をしてくれた。 「ならばお主、妾の家に来るか?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます