第7話 欺瞞のラブレター

「特別な存在になってくれますか」


と 


彼女は言った


もちろん、と、僕は


OKを出して 交際が


始まったのだけれど


一年ほどでどうやら


僕は 彼女の


いわゆる「保険」だったと判明して


別れた



最後のメールには


「騙しててごめんね」 


と あった



僕は


脱力しながら 泣いた

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