#7 言うたほど迅く動けませんけど
・PC名:二倉すのこ
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・レベル:1
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・武器:支給品の弓
・防具 (頭):
・防具 (胴):布の服
・防具 (腕):
・防具 (足):革のブーツ
・装飾品:
・装飾品:
「あっ、極振りしても100ポイントにはならないんですね」
「パラメーター六種類×10ポイントを最初にあげているっていう計算だね」
「成程。ていうか、敏捷値以外にもポイントくれるんですね」
「全くの0ポイントだと、『それ本当に生きてんの?』って事になりかねないからね。全然鍛えていなくても箸より重い物を持つくらいは出来るでしょ?」
「確かに……」
現実世界の私はヒョロヒョロのチビだけど、ゴミ出しするくらいの筋力はあるもんね。この5というパラメーターは常人の最低ラインといった所か。となると、敏捷値の65は常人の十三倍という事になるのか。これは速い。13倍
「んで、VTuber活動必須のカメラがこれね」
マナちゃんが指差した先は光の玉があった。一対の白い翼を広げ、重力を無視してふわふわと浮いている。淡い光が輪郭が曖昧にしており、もし翼がなければどちらを向いているのか判然としなかっただろう。
「これは
「見た目を別に?」
「うん。鳥とか妖精とか、名状し
成程。それぞれのイメージに合わせてカメラの見た目を変えろという事か。聖職者のVTuberだったら天使を選ぶのだろうし、魔女のVTuberだったら黒猫を選ぶのだろう。カメラは自分に似合うデザインにしろとマナちゃんは言っているのだ。
私だったら何だろう。巫女だからなあ。
「ここまでのすのこちゃんのキャラ
「あ、有難う御座いますっ!」
ゲーム開始時のシーンは実況配信において欠かせない要素だ。ログインした後で撮ろうかと思っていたのだが、メイキング時点から既に撮ってくれていたのは本当に有難い。後で投稿させて貰おう。
「それでは、
マナちゃんが手を横に振る。すると、周囲の文字列が増大して迫ってきた。「え?」と思う間もなく視界は白に埋められる。まるで強い光に目を
次の瞬間、私はゲームの舞台に転送していた。
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